- 宗派 天台宗 山号 華林山 院号 最上院
- 創建 824(天長元)年円仁の開山によって創建
- 本尊 木造千手観世音菩薩坐像。寛永年間(1624~1643)に天海僧正が比叡山より招来)
- 寺宝 南蛮鉄打灯籠(市指定文化財)、慈恩寺文書(市指定有形文化財)、金銅製阿弥陀如来坐像、獅子頭、木造二十八部衆、木造地蔵菩薩立像、木造閻魔大王、木造奪衣婆、本堂天井龍図、慈恩寺境内総絵図、絹本着色徳川家康画像、今上皇帝御代々尊儀、絹本着色総鎮守十二
- 所在地 埼玉県さいたま市岩槻区慈恩寺139-1
(東武野田線「豊春」駅下車 徒歩25分)
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坂東三十三ヶ所12番
普段都内のお寺を中心にお参りしていますが、開山1200年のご開帳ということでもう機会はないかも!?と埼玉まで。クレヨンしんちゃんで知ってはいるけど行ったことのない春日部を超えて豊春は初めて見聞きする駅です。
猛暑の中でしたが行ってよかった。
古刹ですが圧のある感じではなくゆったりした居心地の良いお寺でした。
回向柱が立つご開帳に伺うのは初めて。
あくまでも今までお参りしたお寺での印象なのですが、秘仏とされる仏様は優しい印象の御前立と圧の強い御本尊の組み合わせが多いように思っていたけれども、こちらはニュートラルな印象の御前立とゆったりと静かなお顔の御本尊。特に千手観音は圧の強い仏様が多いイメージだったので、こちらの仏様は本当に優しい印象でいつまでも拝んでいたい感じです。
そしてずらりと並んだ二十八部衆は壮観! 奥の方にいらっしゃるお寺が多いように思いますが、こちらは外陣にいらっしゃるので間近で見ることができます。天保年間の作だそうですが、修復されて彩色もしっかり。一人ひとりお名前が書いてあるのもありがたく、じっくり見比べてしまいます。











慈恩寺から少し歩いたところに玄奘塔があります。
西遊記で有名な玄奘三蔵法師のお骨を納めた塔、像、マニ車がありました。



