- 宗派 浄土宗 山号 諸宗山 寺号 無縁寺 別称 本所回向院
- 創建 振袖火事(1657年)の死者を埋葬し供養したのが起源
- 本尊 阿弥陀如来
- 都指定文化財 加藤千蔭墓、銅造阿弥陀如来坐像、磐瀬京伝・京山墓
- 都登録文化財 石造明暦大火横死者等供養塔
- 区登録文化財 石造海難供養碑、無縁法界塔、石造阿弥陀三尊立像、六面六地蔵石幢、鼠小僧供養碑(鼠小僧の墓)、回向院相撲関係石碑群(力塚)
- 寺宝 子安弁才天
- 所在地 東京都墨田区両国2-8-10
(JR総武線「両国」駅より徒歩3分、都営地下鉄大江戸線「両国」駅より徒歩10分)
https://ekoin.or.jp
昭和新撰江戸三十三観音霊場4番(馬頭観世音菩薩)、円光大師御府内二十五ヶ所霊場6番、近世江戸三十三ヶ所観音霊場27番(聖観世音菩薩)、江戸坂東三十三ヶ所観音霊場26番、東方三十三ヶ所観音霊場26番、円光大師東都二十五ヶ所霊場23番、江戸地蔵菩薩霊場三十六ヶ所33番、江戸三十三ヶ所弁財天霊場17番、江戸百社弁天霊場91番、江戸観音霊場四十四ヶ所17番(一言観音)・18番(馬頭観音)、江戸東方四十八地蔵霊場42番(塩地蔵)
2024.1
相撲好きのくせにお参りするのは初めて。
仕事の休憩時間に駆け足で伺ったのですが、思いの外見どころがたくさんあるお寺で、またゆっくりお参りしたいです。



















2025.2 回向院仏像展〜ほとけ師 村上清の世界〜
回向院は場所柄何度も火災にみまわれているので寺宝のほとんどが焼失しています。
よって境内の仏像も新しいものや復元されたものなのだけれど、外にある聖観音菩薩舞像は光背のように見える大銀杏の枝を背に舞い上がっていくようなきれいな像で印象に残っていました。
その像を作ったほとけ師・村上清さんの仏像展が開かれているので行ってきました。講演会にも。
先に展覧会に。
きれいなお顔の仏様が多くて眼福。
至近距離で拝めて触れられるものもあります。
にこやかな布袋尊は、差し出している手と握手すると結縁、ということでそっと触れてみる。葛飾北斎の絵を元に作られた像だそう。
阿吽の供養菩薩は軽やかで、外の聖観音菩薩舞像に通ずる感じ。
さて講演会。
大きな像も作られるのに意外と小柄な方。
平安仏を研究されていたそうで、納得のきれいな仏様たち(私も鎌倉よりも平安仏が好き)。
いろんな御縁でほとけ師になられたのだなあ、と。
山門の仁王像は寄木の檜材を集めるだけで何年もかかり(数センチ大きいだけで格段に入手が難しくなる、でもパーツを大きくして数を少なくしたほうが長持ちする)もう無理かと思う頃に御縁があって入手できたり。
今回、聖光上人像ができた記念なのですが、聖光上人自らが植えたという大楠の枝から作られているのだそう。ほかの像に比べてノミあとの残る荒々しい感じだけれども、これは上人の内面を表していて、彫っているときに上人の「もういいよ」という声が聞こえたそうな。
講演をきいたあとまた展示室に戻って見ました。





