- 宗派 臨済宗妙心寺派 山号 潜龍山
- 創建 1630(寛永7)年
大河内氏松平伊勢守三綱が快源和尚禀副(諏訪勝之進三男:津済慈航禅師)に参禅、報恩のため快源和尚禀副を開山として - 設計 山下司
- 所在地 東京都台東区池之端2-4-25
- (参考:「猫の足あと」)
集合住宅か豪邸か…なんて思って通り過ぎようとしたらまさかのお寺でした。
とても個性的!
「新建築」1971年9月号に掲載されているようで山下司建築研究室の設計らしいです。
載っている本が図書館にあるようなので、詳しいことがわかったら追記します。
お寺って門が開いているときは誰でも入っていいところが多いのですが、ここは開いていても入りにくい…。お寺っぽくないからでしょうかね、不法侵入するような気分になってしまいます。
なので外から拝見しただけです。(2023年11月)
気になったので『現代日本建築家全集23 現代作家集Ⅰ』(三一書房、1974)を借りてきました。
モノクロですが内部の写真と、建物の平面図が載っています。
それによると正面入口の左右に飛び出している部分は中が階段になっているようで、本堂は3階。
入口上の開口部は鐘楼らしいです。
「だれもが自由に出入りできるパブリックな自問の場」として計画されたそうで、元は建物の左部分は幼稚園だったらしいので、当時はもっと入りやすい場だったのかもしれません。